2021.09.08
8月のテーマは、コロナ禍で重要が急速に拡大している“デリバリーとテイクアウト”に関して。
今回は、以前も太陽の会でご講演頂いたことがある、株式会社Globridge 代表取締役 大塚誠氏にご登壇頂きました。
宅配専門分野では、東京唐揚げ専門店あげたてを経営されている大塚氏。
コロナ禍で競合がピークを迎えていた時代は終わり、優勝劣敗は明確になってきたようです。
今から、デリバリーに参入するのはもう遅いのか?というと、”勝ち方を理解しての参入”としては最善のタイミングだそうです。
勝ち方を理解するうえでポイントの一つとなるのが、デリバリー顧客を知ること。例えば唐揚げといえば、大柄な男性が山盛りのから揚げをビールと共に流し込む!といったイメージがあるかもしれませんが、統計を取ってみた所、なんと利用顧客全体の48%が20~30代の女性一人利用という結果。
その結果を踏まえて、品質(揚げたて)・見た目(パッケージデザイン)にこだわり、競合が多い唐揚げ業態の中でも独自の販路を広げることができたそうです。
また、顧客の顔が見えないデリバリーという世界で戦うための情報収集は”こえなび”というシステムを活用し、顧客のリアルな声を吸い上げることに成功。そして、ネットやアプリでの集客を集めるためには、とにかく”上位表示”されるよう努めることが大切。
結論として、デリバリーで成功するためには様々な施策が必要であり、片手間でやるよりもデリバリー専門FCに振り切った方が良いとのことでした。
非常にわかりやすく、ポイントが抑えられたセミナーで大変勉強になりました。大塚様、ありがとうござました!
そして休憩をはさんだのち、太陽の会メンバーのデリバリー・テイクアウト事業についてお話しいただきました。
ラーメンのデリバリーが売れ行き好調だそうで、関西で展開している中尾さんや、担当班の深見さんがお話ししてくださいました。深見さんの店舗では、大塚様のアドバイスを経て、盛り付けなどを見直したところ、売上が伸びた事例もあったようです。
今回は、これからデリバリー・テイクアウト事業に参入するか検討している方にとって、非常に学びが多い時間となった回でした。誠にありがとうございました。